まめたろうは、あきらかに母ちゃんには甘えています。保育園にいるときや、祖父母がいるときも甘え上手ではあるけれど、やっぱりよそ行きの顔をしているらしい。わたしは、そのよそ行きの顔をあまり見ることができないので、ちょっと残念です。
母ちゃんにはとりわけ甘ったれる彼は、怒られるとわかっていてダメなことをします。ボール以外のものを投げたり、母ちゃんをたたいたり。いつもそういうときはニタニタわらっていて、悪い笑顔なのです。
「だめだよ!他の人が痛いことしちゃだめだよ!なでなでしてください!」と、怖い顔に怖い声で言っているのですが、どれだけ伝わっているのか。実はわかっていて、わかっていないふりをしているのでは疑惑も最近浮上しています。
さて、叱るときの言葉に最近加えたのが、「ごめんなさいしてください」です。これをいうと、まめたろうは、ふか〜いおじぎをします。彼にとってのごめんなさいは、これらしい。
教えたわけでもないので、お友達か、テレビか絵本か、何かで見て覚えたのでしょう。このふかーいおじぎを見ると、つい顔が緩んでしまい、まめたろうを叱りきれないのでした。