はるのねいろ

まめたろうとこまめの成長記録です。

彼の中の折り合い(4歳)

お父さんが帰る日の朝。前の夜に、「早起きしてあそぼう!」と二人で話していた、恐竜のたたかいごっこをしている。

 

そろそろ家を出る時間。おとうさんが、「あと一回ね」と声をかけて二人で時計を確認。最後の一回が終わった。

 

「じゃあようちえんおわったら、これとこれのたたかいをする。」

 

まめたろうがそんな風にいうので、もうお父さんはそのときにはいないよって言わないといけないかな?と思ったとき。

 

「おかあさんと!」

 

と彼は言った。そうだよね、君はちゃんとわかっている。

 

こめさんも同じように思ったのか、安堵した様子で、「おかあさんとやってね、おとうさんにももしもししてみせてね。」と話しかけていた。

 

まめたろうは、お父さんが帰るときに泣くことはほぼないけれど、帰る日の朝は、私から見るといつもちょっとあまえんぼうだ。

 

いつももう少しテキパキしてやることやれるのに、なんとなくダラダラしてみたり、いつもなら一人でできることも、一緒に行きたがってみたり。でも、むしろあまえんぼうになるくらいは当然だと思う。泣いたりやだって言ったりすることがないのが不思議なくらいだ。

 

お父さんが帰ったあとに、「おとうさんはつぎいつくるかな〜」「おとうさんにあいたいな〜」「おとうさんのことだいすきなんだ〜」って、次のことをたくさん話してくれる。そうやって自分なりに切り替えているのか、あるいは彼の中ではもうそういうことになっているのか。

 

お父さんが次はいつくるねって言ってくれているからなのかな?とか、そのあとの幼稚園が楽しみだからなのかな?とか、いろいろ想像はしてみるけれど、どれが正解なのか、でもきっとそのどれもが正解なんだろうなぁ。