先日、お友達家族と遊びに行ったときに買ったいるかのぬいぐるみ。名前は、くぅちゃん(母が命名)。
「このこは、まめたろうのあかちゃんなんだよ。まめたろうのことがとってもだいすきなんだ。」
「このこは、なかまってことね。まめたろうとおかあさんの、なかまってこと!」
久しぶりにぬいぐるみの仲間が増えたことで、家にあった他のぬいぐるみたちへの思いも思い出した?ようで、
「おかあさん、まめたろうのおうちにはなかまがたくさんいるんだよね!まめたろうとおかあさんの、なかまってこと!」と、とびきりの笑顔で話してくれました。
とりわけくぅちゃんはまめたろうの大事なもののようで、おとうさんもしもしのときにも、真っ先にくぅちゃんを見せ、
「このこはまめたろうとお父さんの事がだいすきなんだよ!おかあさんも!」
「まめたろうとおとうさんとおかあさんのなかまってこと!」
と、たくさん話していました。
さて、幼稚園に行く朝のことです。
朝ご飯を食べるときもくぅちゃんを抱っこしながら。お支度をしているときは、小声で「おかあさん、くぅちゃんねてるからね、しずかにね。おとをださないようにね。」と言われ、電動歯ブラシを使うと注意されてしまいました。
さぁいくよ!となった頃。まめたろうが準備している母ちゃんのところに来て、「おかあさん、今日はお母さんはおうちにいる?」と聞いてきました。
「今日はお仕事に行くよ。くぅちゃんがひとりになっちゃうから心配なのかな?」
「くぅちゃん、まめたろうもおかあさんもいなかったら、ひとりぼっちでさみしくなっちゃうよ。」
「他の子たちも一緒だから大丈夫だよ、一緒にしておいてあげようね。」
そう言って、くぅちゃんのそばに他のぬいぐるみたちを置いて、母ちゃんはまた自分の支度へ。
支度を終えてふと見ると、くぅちゃんを抱っこして寝転がっているまめたろうが。
そろそろジャンパー着るよ、と声をかけようとしたら、なんと涙をこぼしているではありませんか!
「どうしたの?くぅちゃんがひとりでさみしいって泣いてるの?」と問いかけると、めそめそしながらこくんとうなずくまめたろう。
「そっか、わかった。じゃあくぅちゃんは、お母さんの職場に一緒に連れて行くよ。それならさみしくないよ。」
そういうと、めそめそしながら、「おかあさん、くぅちゃんを仕事場にちゃんと連れていってね。」と念押し。
ぬいぐるみを可愛がることはこれまでもあったのですが、こんな風に泣いたりするのははじめてだったので、驚いた母ちゃんでした。