まめたろうは、自分から家事を手伝ってくれることが多い。だいたいが自分からやりたいと言い出したことで、その様子を見て、「もうこんなことまできるのね」と思った母ちゃんが次からお手伝いをお願いする、という感じ。
いつも「やりたい」という一回目は突然なので、母ちゃんは「自分でやった方が早い」という気持ちと、「やりたいときはやらせてあげよう」という気持ちの葛藤状態になるが。とはいえ、渋った時も「やりたい!やる!」に押し切られることが大半だったように思う。
「明日は僕がお弁当を自分で作りたい!」というのも、母ちゃんにとっては突然だった。そして、まず最初に思ったことは、まめたろうには悪いが、「朝はやめてほしい」ということだった笑。やることがたくさんの朝、絶対時間が足りなくなる。。
とはいえ、やる気になった彼は止められないのだった。初日はおにぎり、二日目はたまごやきをつくり、他のものは母ちゃんが用意して、詰める係をまめたろうがするような感じ。自分の作ったお弁当は、「めっちゃくちゃ美味しかった!お母さんの作るのよりも!」とのこと。多少朝がバタバタするが、思ったほどではなく、これをきっかけに自分で作れるものが増えるといいなぁ、と思ったりもしている。
そして三日目の前日。「明日は何作る?」と聞くと、「明日はいいかな〜。2回も作ったから疲れちゃった!」とのこと。久しぶりに母ちゃん弁当だ。帰ってきたまめたろうに、お弁当どうだった?と聞いたら、「中くらい美味しかった!お母さんのも美味しいんだけど、僕が作ったのはもっと美味しかった」とのこと。また時々作ろうね〜、今度お父さんにとっても美味しい卵焼きを作ってあげたい!とおしゃべりした。
こめさんに、まめたろうとのお弁当づくりの顛末を話したら、「お母さんのお弁当は美味しいっていうのはえらいねぇ」と言われた。言われてみればそうで、彼は「お母さんのお弁当も美味しいんだけどね!」と必ず付け加えていたのだった。
これ以降、お弁当づくりはやっていない。次にやる気に火がつくのはいつかな?