はるのねいろ

まめたろうとこまめの成長記録です。

合宿前夜(五歳)

*以前の出来事を書いたまま更新していなかったため、「合宿関連」としてUP

 

まめたろうが合宿に行く。

 

実はまめたろうと母ちゃんは、彼が生まれてから一度も夜別々で寝たことがない。寝かしつけ時にいないことはあっても、彼が寝ている間に帰ってきて、朝は必ず一緒に過ごしてきた。ついにはじめて、別々に過ごすことになる日が来る。

 

まめたろうの様子はというと、1ヶ月前からその日が来るのを楽しみにしており、「あと29日寝たら合宿!」と、ずいぶん前からカウントダウンをはじめていた。園の先生からは、あまり早めに準備を始めると子どもに負担がかかるので、2週間前頃に、と言われていたのだが、彼は「早く準備しないと!忘れちゃうから!」と、早め早めの準備をすることになった。

 

こんなに早くから楽しみにしているし、はなれる心配なんて何もなさそうだなぁ、と、最初は呑気に構えていたのだが、じきに、彼が集合時間は何時なのかわからないと泣きそうになったりする様子をみて、彼の早め早めの確認は、彼なりの不安との向き合い方なのかもしれないと思うようになった。

 

そこから、「まだ確認しなくて大丈夫だよ」じゃなくて、確認できることは一緒にその都度してあげるようにした。思えばこの「早め早めの確認ぐせ」は、そもそも私の癖である。まめたろうもどちらかと言うと早め早めな性格かな?と思うので、彼の気持ちは私もわかるはずなのだった。

 

彼は合宿に行く不安をほとんど口にしなかった。「時間がわからなくなった」と、「乗り物に乗るのドキドキしちゃう」のふたつだけで、お母さんと離れることについてはむしろ、「お母さん一人になっちゃって寂しいね〜^ ^」と言ってくる。いつも二人なまめたろうにとっては、合宿は賑やかで嬉しいことも多いかもしれないなぁとも思った。

 

そう、まめたろうの言う通りで、どちらかというと寂しいのは圧倒的に母ちゃんなのだった。まめたろうがいないと、本当に一人である。まめたろうはお友達がたくさんいて賑やかだろうが、コロナ禍なので友達と遊ぶわけにもいかないし。そんなわけで、何年ぶりかの一人暮らしである。どうしよう。どんな気持ちで過ごすのか、予想もつかない。

 

合宿前夜のまめたろうも至っていつも通り。前の日不安で寝付けないかもしれないから早めに寝かせるように、という園からのお話を軽く裏切り、いつも通りスヤスヤと眠った。でも、「しばらく絵本読めないからね」と、家とは違うと言うことはわかっている様子だ。