はるのねいろ

まめたろうとこまめの成長記録です。

ことばづかい(6歳)

気になる言葉の使い方。荒っぽい言い方、強めの言い方、相手を威嚇するような言い方、とでも言えばいいのか。今はまだ小さいからそんなに怖い印象は受けないものの、もっと大きくなった時にされたら、私は怖いと思いそうだなぁ、と思った。

 

問題となる言い方だが、たとえば、「〇〇しろっていってんだよ!」みたいな言い方。こういう言い方、私は大嫌いだ。命令形で、交渉する気がない、する余地もない。基本的な対応、というか、母ちゃんの主張としては、「その言い方ではやりたい気持ちには絶対にならない」+「その言い方をされたら嫌な気持ちになる」+「それを言って君はおかーさんにどうしてほしいのか?嫌な気持ちにさせたいなら成功しているけど、たぶんそうじゃないと思うけど。」、の三点だ。この三つを彼に対してどういう言い方で伝えるかは、それこそそのときの私のコンディションに左右されてしまうわけではあるけれども、まあそれも込みで、人と人とのやりとりかな…と思う。

 

その三つについて、彼は彼なりに理解しようとしていて、おそらくある程度わかっている(自分が同じ言い方をされたらいやなことも含めて)。繰り返し繰り返し伝えることだと思う一方で、こういう「強い言い方」には、「自分の希望を何としても通したい」とか、あるいは「強く言わないと聞いてもらえない」とか、そういう気持ちがあるんじゃないかな、と、想像もする。「その言い方だと希望はかえってとおらない」と、家では伝えるけれども、彼なりに我慢もしているだろう…とも思う。

 

もうひとつ気になっているのは、この「強い言い方」、お父さんには絶対にしないのだ。それはつまり、彼なりに、「弱い人」「言ってもいい人」を選んでいるということだ。相手によって態度や言い方を変えることそれ自体はかまわない、ある種当たり前のことだもの。でも、「強い言い方」を相手を選んでしているんだとしたら、それは嫌だな…と思って、そのことは気になったときにその都度伝えてみている。(後日、お父さん相手に使ってしまって、「しまった」という顔をしたのを母ちゃんは見逃さなかった(笑))

 

こういう「強い」言葉を子どもが使う、選ぶのには、それなりの理由もあるんだろうと思う。そういう「強い」言葉でなくても、「普通の」言葉でも、ちゃんと話を聞けるような、そしてその意志を尊重できるような、そんな家庭(学校・社会)だといいんだけどな、と思いつつ、それを実現するのはひとりではとても困難なことだな、と思う。

 

そして、そんな注意を繰り返しているうちに、「お母さんの言い方だってそうなっている!」と言われるようになった。彼のような語尾は使っていないと思うが、子どもにとってキツイ言い方になっているときがあるのは、自覚がある。そしてその言い方は「怖くていやなのだ」と彼は言う。それもそれで、そうなんだろうなぁ…。いくら彼が母ちゃんには言い返すたちであったとしても、結局は「親の力は強い」。その点は、自覚的でないといけないなぁ…でも毎回は無理ですよ…と思う。