はるのねいろ

まめたろうとこまめの成長記録です。

お手伝いの動機(7歳)

お手伝いおこづかい制をはじめてから、半年ほどたった。当初はお手伝い内容ごとに金額を設定したが、一律20円に変更してからの運用。結局彼にとって一番楽なお手伝いである「洗濯干し手伝い」がレギュラー化し、それ以外のお手伝いは土日にやれる・やりたいときにやる、という形に落ち着きつつある。

 

実際問題、平日はそもそもお手伝いをする時間がない。帰宅➨ごはん➨お風呂➨宿題➨寝る準備して寝る、で、もうだいたい終わってしまう(我が家は寝る時間が早いこともあると思うけれど、睡眠時間の確保は親子ともに絶対優先条件になっていて、なんなら彼のほうが「もう寝なきゃ!」となる)。夜に洗濯を干す我が家は、宿題のあとにお手伝いをしてもらうわけだが、宿題が多いとそもそもそのお手伝いもできないこともある。もう少し帰宅時間が早くならないと、平日のお手伝いを増やすというのは現実的ではなさそうだ。

 

さて、そんな中でも、小学生になってから、お手伝いとは別に「自分のことを自分で」を進めている。その中の一つが「自分の洗濯物を自分で片づける」なのだけれど、これがなかなかできずにいて、いつも片付けずに1週間分たまって積みあがっていたりすることもあり、週末にお父さんに「たくさん貯めたねえ」と言われたりしていた。

 

「なかなかやれるようにならないな」と思っていた矢先、何も声掛けしていないのに、自分で片づけていた日があった。「わぁ、すごいね!」と話しかけたのだが、次の日は、なんと母ちゃんの分と自分の分を衣装ケースの近くに運んでくれていた。「ありがとう!」というと、「ありがとうって言って欲しいからやってるんだよ。だから、ありがとうって言われたかったら、他の人の何かをやるといいよ!」と話してくれた。感謝されたくてやる、というのも大事なことだよね、とこめさんともやりとりをした。

 

同じように「自分のこと」としてやってもらっている食後の食器の片づけは、もう声かけなしでもほぼ自分でやるようになっている。食器の量が多い時は、「手伝おうか?」とこちらが声をかけることもあるし、彼から「このお皿だけ手伝ってくれない?」と言ってくれることもある。そして手伝ってもらうと「ありがとう」と言ってくれる。

 

「自分のことを自分で」も大事だし、一方で、家族はチームなので、できるときにできる人がやるのも大事。それから、「できるけど手伝えそうな人がいたら声をかけて手伝ってもらう」ことも。家事を伝えていく、分担していくことはこれからも試行錯誤だけれど、「自分のことだから絶対自分でやらなきゃいけない」わけでもない、ということ、当たり前に思えることでも「ありがとう」って伝えあうこと、「ありがとう」って言われることが嬉しいってこと、そんなことを受け止めてくれたらうれしいなあと思う。