はるのねいろ

まめたろうとこまめの成長記録です。

新たな母子暮らし(親業修行中/8歳&3か月)

こめさんの育休が終わり、母子暮らしがはじまった。「戻った」ではなく「はじまった」なのは、こまめが新メンバ―に加わったからだ。どうなるのかとハラハラしながらのスタートで、初日はやけにピリピリしてしまった母ちゃんだった。

 

ピリピリした母ちゃんに対して、まめたろうはなんだかしっかりしすぎていた。いつも助手席に座るのに、「こまめの隣に座るね!」と言い、「保育園はどうだった?そうなの~楽しかったの~?」「こまめは世界一可愛いんだよ~」「ぞうさんのおもちゃおもしろいね~!」など、こまめをあやしまくっていた。おかげでこまめはご機嫌ドライブだった。家でも、ごはんの支度をせっせと手伝い、こまめの様子を確認しながら「今のうちに○○しよう!」と話し、と、せっせとお手伝いをどんどんしていく。

 

「だってお父さんがいないから、おれが、にぃにとととの役割をするんだよ」と話してくれた。「協力して過ごそうね!」という話はしたけれども、まめたろうなりに色々考えて、色々しようとしてくれているんだろうと思う。そんな風に考えさせてしまったと思う気持ちがないわけではないけれど、彼がそう考えて手伝おうとしてくれていることは、ありがたいことだし、かっこいいことだと思う。「とってもありがたい」こと、「でも無理しないでね、まめたろうも大事なおかあさんたちの子どもだからね」ということを伝えたけれど、どう受けとめてくれたのかな。「おれ、全然無理してないよ!」と彼はいった。

 

こんな調子でずっといたらどうしよう、と、ちょっと心配していたのだけれど、それは杞憂におわった。2日目以降は基本的に、いつもどおりのまめたろう。助手席に座ることもあるし、こまめの横に座ることもある。おうちでも「ごはんだよ~」と言ってもマンガを読む手を止めずにお母さんに「もう先に食べてていい?」と言われてあわててくる、など、通常営業にもどったと思う。それでも、お母さんがちょっと手の離せないときにはこまめに歌を歌ってあげたり、椅子のスイングを揺らしてあげたりと、私の目から見ると「無理のない範囲で」こまめの面倒を見てくれている。あくまでも私の目から、なので、実際はわからないけれど。

 

夜寝るときだけは母ちゃん争奪戦になってしまうのだけれど、なんとか折り合いをつけながら過ごしている。この争奪戦もきっと今のうちだ。そのうち、まめたろうのほうが母ちゃんがいなくても大丈夫になっていってしまうんだろうなぁ。まめたろうが小さい頃に、「これが人生最大のモテ期!」と思っていたけれど、人生最大のモテ期はむしろ今だった…(笑)。この年齢になってからモテ期を迎えるとは思ってもいなかった。

 

一方のこまめは目がだんだん見えるようになる中で、いろんなことが少しずつわかってきていているよう。揺れる椅子にのると揺らしてもらえるものだと思って期待し、揺らされないと泣く。ご機嫌が悪くてもお風呂場に連れてこられると、これからお風呂だとわかるようでとたんにご機嫌になる。私たち親とにぃにのことはおそらく認識しているんじゃないかな?私たちの姿が見えないと不安そうにして泣く。見えるところにいて欲しいんだなぁ、と思う。にぃにのお迎えの時、にぃにの顔を見ると、とっても笑顔になる。このままだと、にぃにのことが大好きな子になるだろうなぁ。